編集長ランチ 〜職は食に現れる。〜
PAPER SKY編集長 ルーカス・ビービー氏 第2話
都会の真ん中で、風を感じるプライベートガーデンは一服の清涼剤
コンセプトは“ワイドスクリーン”
現在は、『PAPER SKY』『mammoth』『baby mammoth』『Planted』と多くの雑誌に関わるルーカスさん。旅・子ども・植物、と異なるジャンルの雑誌ばかりですが、混乱しませんか?
逆にそういう混沌としたカオスのような状態が好きなのかもしれません。いろんなことで頭の中がごちゃごちゃしてるときに、いろいろなアイディアが生まれたり、気づいたりすることもあります。あんまり落ち着きすぎるよりも、その方が僕には合ってるのかもしれません。ルーティンになるとつまらなくなったりすることもあるので、幅をもたせて、いろんなものに入っていける態勢でいたいな、と思うんです。いろんなものにオープンである、という姿勢は、会社のコンセプトでもあるんですよ。“ワイドスクリーン”っていう言葉がありますが、幅広くいろんなものを見るという、そういう視点で僕たちもメディアを作っていきたいなと思います。
ご自身が編集長を務める『PAPER SKY』はどんな人に読んで欲しいですか?
『PAPER SKY』は、“地上で読む機内誌”というコンセプトで、旅をベースにしたライフスタイルを提案しています。特集地域の文化・生活を一味違った視点で伝えていくことで、単なる情報で終わらない、本当の「旅心」を伝えたいな、と思ったんです。見るだけで、風が吹いてくるような雑誌を作りたくて。
だから、世代の関係なく、男性も女性も楽しんでもらえると思います。忙しくて旅行に行けない人でも、その「場」の空気を感じてもらえたらうれしい。
特集では、日本国内も多く取り上げるようにしています。最近では海外に興味がある人も多いし、実際に海外旅行に行く人も増えています。ですが、日本国内は意外とみんな行ったことがなかったり、知らなかったりするんですよ。実は国内にだって、素晴らしい場所やキレイな場所がいっぱいあるということを知らないなんてもったいないでしょう?だから、そういう日本の場所にも力を入れていきたいと思っているんです。
スタートは全部雑誌
今後、挑戦していきたいことはなんですか?
やっぱり雑誌が大好きなので、一番やりたいことは雑誌なのですが、重要なのはベースとしてのメディアを作ること。そして、そこからお店になったり、ブランドになったり、テレビになったりもするけれど、スタートは全部雑誌なんです。旅の雑誌である『PAPER SKY』が最初にあって、そこから旅の書店「BOOK246」を作ってみたり、子どもの雑誌である『mammoth』があって、SHIPSとコラボして子供服を作ってみたり。
今後の目標でいえば、『mammoth』でイベントをやりたいと思っているところです。子どもが家族と一緒に屋外で楽しめるようなイベントをやりたいんです。そんな風に、雑誌の中から実際の世界に繋げていけるようなイベントだとか、ショップだとか広がりのある展開ができればいいなと思っています。
あとは、『PAPER SKY』では、テレビ局と連動して「PAPER SKY TV」という番組を作っていました。残念ながら番組は終了してしまったんですが、雑誌を作りながら映像を作るのもおもしろいと思ったので、そういうこともやっていきたいですね。
雑誌を作る上で心がけていることは?
僕たちは、雑誌にどれだけ人の「こころ」を残せるかを大切にしています。どれだけ人の役に立つか、どれだけ思い出に残せるか。そういうことを大事に作っていきたい。部数だけにこだわるのではなく、心をこめて丁寧に作った雑誌のそんなところを少しずつでも読者のみなさんに伝えることができればいいなあ、と思っています。
magabonからのお知らせ:
ルーカス編集長が発行人を務める『baby mammoth』は2/20発売、『mammoth』は3/31発売予定です!クリエイティブ・ディレクターを務める『Planted #3』は絶賛発売中!magabonでもちょい読みできますよ!
1982年、平凡出版(現マガジンハウス)入社。『週刊平凡』、『平凡パンチ』、 『オリーブ』の編集を経て『BRUTUS』編集部へ。2000年12月より編集長。


