VOICE magabon interview

No.136 シルベスター・スタローン(監督・俳優)&ドルフ・ラングレン(俳優)

これがアクションをやれる最後のチャンス。全力を尽くしてやるのは今しかないんだ!(シルベスター・スタローン)
25年ぶりに再びスタローンと対決することになるとは思いもしなかった。本当に光栄だよ。(ドルフ・ラングレン)

これぞアクション映画の最高傑作! ハリウッドで一枚看板を掲げる強烈な個性のスターたちが迫力のスタントを繰り広げる「エクスペンダブルズ」がついに完成した。アメリカでは2週連続首位を獲得。日本でも「SCREEN」「キネマ旬報」など多数の雑誌を席巻し、早くも話題騒然となっている。
本作の監督・主演を務めるのは、言わずと知れたアクション界の大御所、シルベスター・スタローン。「アクション映画史上の最高傑作を作る!」という彼の意気込みに超ビッグな面々が賛同した。「トランスポーター」シリーズのジェイソン・ステイサム、「HERO」のジェット・リー、「レスラー」のミッキー・ローク、「ダイ・ハード」シリーズのブルース・ウィリス、そして久々のスクリーン復帰となる「ターミネーター」シリーズのアーノルド・シュワルツェネッガー。
本作のプロモーションのために来日したのは、スタローンとドルフ・ラングレン。「ロッキー4 炎の友情」で死闘を繰り広げ、実に25年ぶりの共演となる二人の対談インタビューを敢行! 豪華すぎる本作の見どころを直撃した。

シルベスター・スタローン&ドルフ・ラングレン

――まず、この映画のアイディアはどのようにして思いつきましたか?
スタローン(以下S)「社会からはみ出た男たちの話を描きたかった。ワイルドな肉体と精神を持った男たちをね。この映画に出てくる“消耗品(エクスペンダブルズ)”と呼ばれる男たちは、俗世間のルールとは異なったルールにしたがって働いている。彼らは傭兵部隊として雇われ、信念や任務の目的なんて誰も考えちゃいない。彼らは高い報酬につられて依頼を引き受けただけだ。だが、やがてこの任務は彼らにとって“人間らしさ”を取り戻すための戦いになるんだ」

――これだけの素晴らしいキャストを集められた理由は?
S「彼らが興味を持つような役を書くようにしたんだ。そして彼らのある種、競争心を刺激し、彼らがもうやらなくなった映画にまた戻ってきてもらう、ということだったよ。要するに、彼らの興味を掻き立てる、ということだ。それだけだよ」
ラングレン(以下L)「錚々たるメンバーの顔ぶれに最初はみんなが少し緊張していたと思うよ。もちろん僕もね。キャストはとてもプロフェッショナルで協力的な人たちばかりさ。とはいえ、現場にはいつも緊張感がある。お互いに相手の出方を伺うような感じでね。彼らと一緒に撮影するのはとても楽しかった。きっと観客にもそれが伝わると思うよ」

――お二人は25年ぶりの共演ということですが、その感想は?
S「ドルフに関しては、とにかく強い大男に出て欲しかったんだ。俺は『ロッキー4』のときに彼にボコボコにされて4日間入院したからね(笑)。彼のように、ユニークでハンサムなうえにクレイジーな人はそう探してもいないよ。それに、たくさんスタッフがいる中で、本当に相性がいい人はほんの一握り。ドルフはその一人なんだ」
L「またこうしてスタローンと共演できて本当に光栄だよ。25年ぶりに再び彼と対決することになるとは思いもしなかった。彼からは学ぶことがたくさんあるよ。僕は現場ではできるだけ彼の動きを観察するようにしていたんだ。僕自身も映画製作をしているからね。監督として才能ある彼から学べるのは最高さ」

――アーノルド・シュワルツェネッガー、ブルース・ウィリスのニ大トップスターの出演も話題です。
S「二人の友情には本当に感謝しているよ。今でも信じられないくらいだ。キャスティングについて考えていた時に彼らに出演してほしいと考えていたが、きっと無理にきまっていると思ったよ。だから他の役者を使うことにしていた。だがこれが俺にとって最後の映画制作かもしれない、と思いダメもとで依頼してみたんだ。すると、アーノルドは職務に影響がなければと言ってくれて、ブルースも快諾してくれたんだ。彼らのシーンは朝4時から誰もいない教会で撮影した。アーノルドは現場に自前の衣装を着てきてくれたんだ。撮影は順調に進んで、わずか3時間で終了した。おかげで素晴らしいシーンになったよ」

――では、それぞれの役者にどのように演出しましたか?
S「やはりこれほどの大スターが揃っていると、それぞれが抱える問題を提供しなければならない。そして、まんべんなく同じように出番があるようにする必要があった。もしも出演者が3人だったら映画自体を長くすればいいけど、10人もいればそれはできない。映画を編集する段階でも非常に苦労した。あとは、キャラクターに合った特別な武器を与えるようにしたよ」
L「スタローンからは『もう一回!』と指示されることが多かったよ。『君のことが大嫌いでもう二度と使ってやらないから』と言われながらね(笑)。僕が演じたガンナーも問題のあるキャラクターだったけど、そういう役の方が演じ甲斐があったよ」



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