――社本の妻役の神楽坂恵さんは、監督のしごきによって、新たな自分を引き出してもらったと語っています。力を引き出す秘訣は?
「おだてると良くなるタイプと、厳しくすると良くなるタイプと2通りあります。僕は厳しくした場合は1回では終わらない(笑)。厳しくして伸びる人は、もっと強めたらどうなるんだろうと興味が沸くというかね。そして、完成形を見たい。この人は伸びるっていうのは、一瞬でわかるんです」
――それはどんな瞬間ですか?
「たぶん霊視的なものなんです。満島ひかりさんもね、『帰ってきた時効警察』に出てもらったときに、シーン自体は大したものじゃなかったんだけど、『あれ!? いけるんじゃないか?』と思って。それで『愛のむきだし』をやってもらって」
――今回描かれるのは、徹底的に救われない家族。監督にとって“家族”は描きたいテーマになりますか?
「家族と死ですね。恋人や友情には別れがあり、力強い人間関係じゃない。でも親子であることは消せない事実。恋はしないで済むけど、家族と死は逃れられないから。そこから、虚飾のない愛や性のあり方、むきだされた人間の姿を描きたいんです」
――衝撃的な作品を作り続ける、監督のパワーの源は?
「まだ全然完成していないから、そういう不満が次の映画を作らせている。必ず次の映画の方が面白いということを前提として作らなければダメ。こういうのもあるじゃなくて、次こそ最高のものを作るという意識がないと全然盛り上がらないし。次こそ代表作になる、人を動かす力のある映画が生まれるという意識を持ちながら生きています」
――若い頃に影響を受けた雑誌は?
「赤塚不二夫が責任編集をした『まんがNo.1』。前衛的すぎてすぐに廃刊になっちゃった。レコードが付いてきて、『この曲を聴きながら、この漫画を読むこと』っていう設定があったり、ぶっとんでる(笑)。こういう雑誌が存在できるんだっていう驚きがあった。この世は限界があると思っていたものを壊されると、やはり違うことができるんだなって刺激になりますよね」
――雑誌の編集長になったら、どんな雑誌を作りたいですか?
「今、本格映画雑誌が少ないので、映画評論家が育っていないんです。正当に映画を評価して、尚且つ、高尚過ぎない雑誌。思想的に全く傾かないけど、面白い映画雑誌が作れたらいいね」
(C) NIKKATSU
「冷たい熱帯魚」
2011年1月29日(土)より
テアトル新宿他全国ロードショー
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