VOICE magabon interview

No.154 堀北真希(女優)

自分が納得すれば、正しいと思える。だから、大事なものを守るためだったら、悪い人にもなれると思う。

「秘密」で日本推理作家協会賞、「容疑者Xの献身」では直木賞を受賞するなど、名実ともに日本を代表するミステリー作家・東野圭吾。数多い作品群の中でも、すでに舞台、テレビドラマ化もされ、人気No.1との呼び声が高い「白夜行」がついに映画化。原作の世界観そのままに、二人の男女の切ないまでの宿命が描き出される。
昭和55年、密室となった廃ビルで質屋の店主が殺される。事件は容疑者の死亡によって解決を見るが、担当刑事の笹垣は腑に落ちない思いを抱えていた。数年後、容疑者の娘・雪穂は美しく成長し、一方、被害者の息子・亮司は事件後に家を出ているが、二人の周囲で不可解な事件が立て続けに起こり…。
並外れた美貌の裏に、貪欲な上昇志向を隠し持ち、のし上がってゆく雪穂役には、「ALWAYS 三丁目の夕日」(05)の堀北真希。本人初となる“悪女”役に挑戦、新境地を開拓する。雪穂に献身的な愛情を捧げ続ける亮司役に、「ソラニン」(10)の高良健吾。二人を追う刑事・笹垣役に、「ウルルの森の物語」(09)の船越英一郎。そして、「60歳のラブレター」(09)の深川栄洋監督がメガホンをとる。「高校生の時に原作を読み、魅了された」と語る、雪穂役の堀北。そこで彼女を直撃。本作への想いを聞いた。

堀北真希

――撮影を終えられて感じた、映画ならではの魅力は?
「リアルな人間の目や口といったものから受ける衝撃、人それぞれの迫力みたいなものが、すごく感じられる作品だと思います」

――初めて原作を読んだ時と、演じてみた雪穂像とでは違いはありましたか?
「私の中で今回のこだわりとして、原作を読んだ時の印象を変えたくないという想いがあったんです。雪穂があの雪穂だからこそ、成り立っている物語であり、面白みのある魅力的な作品だと思っていて。なので、原作から遠くならないようにという点に、気をつけていました」

――では、堀北さんの描いていた雪穂像とはどのようなものでしょう?
「とにかく、人に悪い印象を与えないし、嫌な気持ちにもさせない人ですね。彼女の魅力は、難しいけれど、ブレないところは魅力だと思います」

――佇まいや目の表情からも、雪穂の孤独や秘めた強さが感じられるようでした。演じる上で気をつけた点を教えてください。
「雪穂はあまりしゃべらないし、シーン数がすごくたくさんあるかというと、そういうわけでもない。丁寧に状況を色々説明しているわけでもないから、1個1個のセリフ、シーンの重要性が高かったと思うんです。一つひとつの重みを感じて演じました」

――堀北さんと監督の間で、それぞれ思う雪穂像が違ったとも聞いています。
「監督は、雪穂は“その道を選ばざるを得なかった人”で、ああやって変身していくという意見でした。私は違って、“いっぱい道がある中で、その道を選んだ人”。だから雪穂は怖いんだと思ったんです。そうやって原作について、色々とお話できて良かったと思います。監督との会話のキャッチボールは、すごく心地の良いものでした。たぶん私たちの中で、共通するものがあったからこそ、意見交換するのが楽しかったんです。自分の考えを監督に分かってもらいたいと思ったし、監督の考えていることも分かった上で演じたいと思いました。いつもはもっと淡白かもしれないですね」

――人それぞれ、違った見方ができるのも「白夜行」の魅力ですね。
「本当にそう思います! 現場のスタッフさんと話しても、『私はこう思った』というのがそれぞれ違う。だから色々な人に観てもらって、色んな意見を聞きたいなと。『白夜行』への理解は、やはり簡単には深まらないんですね。全て理解しているのは東野圭吾さんだけだと思っていて。そこから私たちは、考えたり葛藤したりしながら、作品を作っていっているような感じで。今回は、答えを出すことが一番大事なことではなかったんですね」



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