VOICE magabon interview

No.188 が~まるちょば(サイレントコメディー・デュオ)

本質的なものは世界中どこに行ってもそんなに変わらないと、パントマイムを通して気づきました(ケッチ!)
パントマイムを22年続けてこられたのは、パントマイムに尽きない深さがあるからです(HIRO-PON)

赤モヒカンのケッチ!と黄モヒカンのHIRO-PONの二人からなるサイレントコメディー・デュオ、が~まるちょば。不思議なコンビ名「が~まるちょば」とは、グルジア語で「こんにちは」の意味。モヒカン頭にサングラス、細身のスーツに身を包んだ彼らの登場は衝撃的だった。言葉を一切発していないにも関わらず、そのステージは躍動感にあふれ、見る者の心を揺さぶるのだ。
これまでに巡った国はなんと28ヶ国! 世界最大の芸術祭「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」で連続受賞、Newsweek日本版にて「世界が尊敬する日本人100」に選出されるなど、言語、文化を超えたパフォーマンスの実力は、世界で証明済み。国境を越えて、世界中の老若男女を魅了している。
また雑誌ソトコトでは、エコに関連したポーズを掲載するコラム「が~まる検定」を連載中。9月より始まる「JAPAN TOUR 2011」では、テレビでもお馴染みの「が~まるSHOW」の他に、「ショートスケッチ」、サイエンス フィクションを題材とした新作長編を披露してくれるという。
パントマイム(=言葉を発さない演技形態)にこだわり、突き詰めようとする姿は、ストイックそのもの。人間の想像力に挑戦し続ける彼らの単独インタビューをお届け。パントマイムへの愛情ほとばしるインタビュー、スタート!

が~まるちょば

――結成のきっかけを教えてください。
ケッチ!(以下K)「最初はそれぞれソロでやっていたんです。出会ったのは95年なんですが、97年に出たフェスティバルで即興的に飛び入りコーナーみたいなのがあって、その時に、一緒にやってみたのが最初で。その後、5人組でショーをやったりもしたんですが、5人で作品を作って行く中で、彼とは笑いのツボとか作る過程が似ていたんですね。これなら二人でもできるかなって思った。僕ら二人だけで『ワッハッハ、これいいね! こうしてみよう!』とか笑いながらやっていたら、他のメンバーに『お前ら、真面目にやれよ』って言われて。僕らとしては真面目にやっていたので、目が点になるような想いでしたね」
HIRO-PON(以下H)「僕は、まず彼がやろうって言ってくれたんで(笑)。結成した時には、海千山千でどうなるかイメージが沸かなかったんですけど、やり始めると1+1が2でなくて、3にも4にもなったりした。ラッキーなことに、僕の性格と彼の性格は全く違ったので、僕が持っていないものを彼が持っていて、彼が持っていないものを僕が持っている。例えば、僕は石橋を叩いて叩いて壊しちゃうタイプ。彼は壊れている橋を叩かずに渡っちゃうタイプ(笑)。違う面を持ち寄って、すごくいい形になったなって」

――お二人の感じるパントマイムの醍醐味を教えてください。
K「僕ら一言もしゃべらないで舞台をやっていて、見た友達から『あのセリフはどっちが考えているの?』って言われたことがあって。『セリフ、言ってないよ』って言ったら、『ええ!? 言ってたよ…。あれ? 言ってない!』って(笑)。僕らがアウトラインを描いただけで、そうやってセリフをつけたり、そこまで想像してもらえるパントマイムは、すごいと思いましたね」
H「僕らはそれぞれパントマイムを22年続けていますが、22年続けてこられたのは、パントマイムに尽きない深さがあるから。壁とか綱とか、ないものをあるように見せるのがパントマイムと思われがちなんですが、それは一部で。例えば、文字情報で“サングラス”って言ったら、サングラスでしかないけど、それを見てどう思うかって言うのは、10人いれば10人違うわけですから」

――人それぞれイメージするものが違いますね。
H「そう。『友達が同じものを持っていたな』と思えば、そのサングラスが友達をも見せてくれる。それと同じように、僕らの体だけを見て、この人はどういう人生を送ってきたんだろうとか、何を見ているんだろうとか、その裏にある背景を感じる。すると、自分の人生に置き換えたりもできる。僕ら一人や二人の体の動きが、人の心を動かせる。笑ったり泣いたりするポイントも、10人いれば10人違うもの。でも、言葉でもなく、僕らの姿を見て、それぞれが想像して、共感することができる。これこそ、パントマイムの力、真骨頂だと思います」



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