VOICE magabon interview

No.199 松山ケンイチ(俳優)&芦田愛菜(女優)

ダイキチの男性像がかっこ良く、世の男性に見習って欲しい(松山)
りんちゃんはどう考えるか、どう動くかっていうことを考えながら練習しました(芦田)

累計売上159万部を超える宇仁田ゆみの大人気コミック「うさぎドロップ」が待望の映画化! ひょんなことから一緒に暮らすことになった独身男性のダイキチと亡き祖父の隠し子である6歳のりん。二人が周りの人々に支えられながら、強い愛情と絆で結ばれていく姿が絶妙なテンポで描かれる。
不器用ながら、子育てに奮闘するダイキチに松山ケンイチが扮し、初の“イクメン”役にチャレンジ。芦田愛菜が、りん役をとびきり愛らしく演じる。
メガホンをとるのはコミカルかつスピード感溢れる物語に定評のあるSABU監督。また、シングルマザーを演じる香里奈のほか、桐谷美玲、池脇千鶴、キタキマユ、風吹ジュン、中村梅雀らが脇を固める。優しく、温かな彼らの日常に、心から癒やされること請け合いだ。
そこで松山と芦田に対談インタビューを敢行。終始、見つめ合ってニコニコ! まるで本当の親子さながらの仲の良さを見せる二人に、撮影エピソードやお互いの印象などを、たっぷりと語ってもらう。

松山ケンイチ&芦田愛菜

――お互いの印象を教えてください。
芦田(以下A)「松山さんは、優しくて休み時間もいつも一緒にいてくれて、遊んでくれました。楽しかったし、嬉しかったです」
松山(以下M)「今日の愛菜ちゃんは、この間会ったときより、1cm背が伸びたらしいです(笑)。今、すごい成長しているんだよね?」
A「110cmになりました」
M「ね! 撮影中は確か102cmだったんだよね。大人になっちゃって!」

――完成した映画をご覧になった感想は?
M「役作りもそれほどしていなかったですし、愛菜ちゃんが発する言葉にリアクションをするということを意識しながらやっていたので、完成作を観たときには思い出アルバムを見ているような気持ちになりました。周りの方々から、自分も子供が欲しくなったとか、ダイキチの実直さ、りんの可愛さに、すごくあったかい気持ちになれたという感想を聞いて、良かったなと思いましたね」

――松山さんはSABU監督作への出演を熱望していたそうですが、本作は監督によってどのような作品になったと感じますか?
M「SABU監督が特徴的なのは、男をポジティブにかっこよく描いてくれるところだと思うんですよね。ダメなところも含めて。それがダイキチにすごくよく出ているなって。それに、今回は全体的にすごく温かい。SABU監督の新しい一面じゃないでしょうか。SABU監督もお子さんがいて、話しているだけでもお子さんへの愛情が伝わってくるんです。作品の温かさは、その愛から出てくるものもあったと思いますね。僕もダイキチ役を監督の下でやることができて、すごく良かったですし、ありがたかったです」

――二人のやりとりがとても自然でしたが、どんな方法で撮影をしたのですか?
A「台本はなしでせりふを覚えました。最初に、このシーンはどんなシーンなのかなっていうことを教えてもらいました。そこにいたら、りんちゃんはどう考えるか、どう動くかっていうことを監督さんと一緒に考えながら練習しました」
M「愛菜ちゃんが台本を読んでいないので、差をつけたくなかったんです。リアリティから離れたくなかった。だから、僕は極端に言うと何も考えてないんですよ。ただ愛菜ちゃんと遊んで、その流れで出来上がったみたいなところがあって」A「いつも腕にぶら下げてもらったりしました(笑)」

――難しかったシーンはありますか?
A「お墓で泣くシーンです」
M「いいシーンだったよ。大人たちもみんな感動して泣いちゃってたよ。天才だね。あと、おじいちゃんを僕がやってるってわかってた?」
A「わかってましたよー!」
M「わかってないよー、絶対! 『おじいちゃんだよ、よろしくね』って言ったら、『?』って顔して見てたでしょ」
A「だって似すぎてるから、不思議だったんだもん。松山さんのおじいちゃんかと思っちゃった」



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