実話から生まれた感動の戦争映画「マイウェイ 12,000キロの真実」で共演したオダギリジョーとチャン・ドンゴンに単独インタビュー。メガホンをとったのは、「シュリ」や「ブラザー・フッド」のカン・ジェギュ監督だ。
オダギリは憲兵隊司令官を祖父に持つ日本人の青年・長谷川辰雄役を、チャン・ドンゴンは朝鮮人の使用人一家の息子・キム・ジュンシク役に扮した。走ることが好きな二人は良きライバルとして少年期を過ごすが、ある事件を境に互いに憎み合うようになる。その後、二人は戦場で日本軍の上官と部下として運命の再会を果たす。
戦場のシーンでの過酷なロケは、オダギリ曰く「この世のものとは思えないひどさ」だったと言う。カン・ジェギュ監督作「ブラザー・フッド」にも出演したチャン・ドンゴンも「壮絶な現場だったし、マイナス17度の寒さが骨身に染みました」と激白。
本作で、役柄同様に国境を超えて友情の絆を深め合った二人に、共演した感想から撮影の苦労話までたっぷりと聞いた。
――まず、初共演されたご感想から聞かせてください。
オダギリジョー(以下O)「やっぱり韓国を代表するスターですから、佇まいから、現場の姿勢、スタッフへの気遣いと、全てにおいてちゃんとしているんです。常に大人でいて、気を抜かないというか。普通はそこまで出来ないですからね。チャン・ドンゴンさんを見ていると、国民を背負っているスターは違うなって気がしました」
チャン・ドンゴン(以下J)「ハハハ。オダギリさん、僕が横にいるからいいお話ばかりをしてくれるんでしょ? 僕は最初にオダギリさんの出演作を見た時に好感を持ちましたし、どういう方なんだろうという好奇心が湧きました。だから一緒にお仕事ができて嬉しかったです。もう少し自由に言葉を交わすことができれば、もっとたくさんお話をすることができたのに、と思うと少し残念ですが、それでも十分に心を通わすことができたんじゃないかと思います」
――共演していくうえで、お互いに意外な発見はなかったですか?
J「ちょっと意外だったのは、オダギリさんがとってもユーモア感覚に溢れた方だったという点です。そういうところが、人としての魅力を一層かき立てるんじゃないかと思いました。今後もぜひまたご一緒させていただければと思っています」
O「僕が意外だと思った点は、あまりにもちゃんとしているところですね(笑)。人間って不完全なものじゃないですか。でもチャン・ドンゴンさんは、どの瞬間を切り取られても、非の打ち所がないんですよ。僕なんて今まで感情のままの振る舞いで、怒られたり、問題になったりすることがすごく多かったんです。チャン・ドンゴンさんはそうではないし、そうならないよう心がけているというか。それが人間性の違いなのか何の違いなのかは分からないですが」
J「人というのは、初めて会うとその人の長所だけが見えてくるものです。でももっと深いつきあいになり、親しくなっていくとその人の短所も見え始める。今はそういう良い部分しか見えない時期だから、そう言えるんですよ」
O「いやいや、そんなことはないと思います(笑)」
――戦闘シーンで、一番大変だったアクションはどんな点ですか?
O「毎回どの現場に行く時も僕らの気持ちは変わらないと思います。怪我をしないように、監督の求めるものを形にしていくという作業なので。いかにその状況が激しかろうが軽かろうがそのことに代わりはないから、そんなに大差はなかったと思いますよ」
J「僕が演じたジュンシクは戦争に積極的に臨む人物ではなかったので、むしろオダギリさん演じる辰雄の方がアグレッシブに戦場へ行くタイプだったから大変だったのではないかと。戦闘シーンは全てのカットで危険を伴っているので、とにかく集中しなくてはいけないと思いました」
――実際に本物の戦車も用意され、爆撃シーンもかなりすごかったそうですが、現場で戦争を疑似体験しているような感覚に陥らなかったですか?
O「うーん、簡単に『はい、そうです』とは言えないですね。戦争はそんな単純なものでもないと分かってますし。ただ、日本人は戦争というものをすっかり忘れているし、僕自身も今まで戦争のイメージを感覚として持ち合わせていなかったんです。でも、撮影中、本当の戦場ってこの何倍もひどいんだろうなとは想像できました。撮影でさえこれだけ辛い状況なのに、と」
J「戦闘シーンを撮っている時、実際戦争を経験したことがないのに、戦場というのはこんな感じなのかなとは思いました。映画ではありますが、戦争ってものはこんなに残酷なんだと想像できるほど過酷な戦闘シーンだったと思います」
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