VOICE magabon interview

No.250 優香(タレント)

ニコニコしていた方が幸せはやってくると思うんです

夏の瀬戸内海を舞台に、家族の絆や思いやりを清々しく描いた長編アニメ映画「ももへの手紙」が公開。
主人公は父を亡くした小学生のもも。喧嘩をしたまま天国へ旅立ってしまった父へのやり場のない思いを抱えたままでいる。ある日、親戚のいる瀬戸内に引越しをして慣れない生活を送る彼女の前に、“見守り組”と名乗る妖怪3人組が現れて…。
父の願いや、語らずとも娘を思いやる母の優しさ。ももがさまざまな思いに気づいていく姿は感動必至。また、個性豊かな妖怪たちが繰り広げるドタバタ劇は爆笑ものだ。自然豊かな島の景色に目を奪われ、子どもはもちろん大人も、心から笑って泣けるハートウォーミングな作品に仕上がっている。
監督は「人狼 JIN-ROH」(00)で世界をうならせた沖浦啓之。少女・ももの声を美山加恋がはつらつと好演。さらに優香が、温かな彼女の魅力たっぷりに、母親のいく子役を演じている。
そこで、アニメの吹替えとしては初めて母親役にチャレンジした優香にインタビューを敢行! 映画の見どころから、雑誌でも話題となっているボディ作りの秘訣までたっぷりと語ってもらった。

優香

――まず、台本を読んだときの印象を教えてください。
「台本の表紙にも、妖怪たちが描かれていたんですよ。それで、『なんなんだろうこれは!』と(笑)。最初にあの妖怪を見たときは、全くかわいいと思えなかったんです(笑)。でも読んでいくうちに、どんどん引き込まれて。私も引越しをした経験があるので、ももが町になじめない気持ちが分かるし、お母さんが男の人としゃべっているのを見て、やきもちを妬いちゃったりする。そういう思春期ならではの気持ちも懐かしいなって。そして後半になって、ももがお母さんの気持ちを理解する瞬間があって、そこでは涙が止まらなかった。もう何回も観ているのですが、それでも何度も泣いてしまう。ジーンとする、本当に素敵な映画です」

――お母さん役はいかがでしたか?
「アニメでお母さん役をやるのは初めてだったんです。もう30歳も過ぎたし、そういう年齢なんでしょうね。アニメが好きで、ジブリ作品をはじめ色々と見ていますが、そこで登場するお母さんを見ていると、『私にお母さん役なんて無理だ!』って思って。でもアフレコをしていくうちに、いく子はすごく若々しいし、明るくて元気で前向きなお母さんだったので、特に作りこむこともなく演じました。監督も『そのままやってください』と言ってくださったので安心して。とにかく、いく子は表情がとても素敵で、演じていてもすごく楽しかったです」

――ご自身のお母様と重ね合わせるところもありましたか?
「そうですね。自分の娘を叱るというのは、『お母さんもこういう気持ちだったのかな』と思いました。叱るのにも愛情がいるんだなって。いく子は、諭すような、『どうしたの?』って語りかけるような叱り方だったので、叱りながらもジーンときて泣きそうになって。私も母とはとても仲が良いので、『うちのお母さんみたいだな』って思うところもたくさんありました。自分が子どもの頃って、お母さんは完璧で欠点が全くない人だと思っていたけれど、それを見せないようにしていたんだなと感じましたね。子どもに弱いところをずっと見せないように頑張っているいく子の姿は、女性から見てもかっこいいし、憧れるし、こういう女性でありたいなと思いました」

――もも役の美山加恋さんの印象を教えてください。
「加恋ちゃんは本当にフレッシュで! 一緒にアフレコをしたんですが、すごく一生懸命で、自分がうまくいかなかったときは、納得していないという感じもあったし、小さい頃からこのお仕事をされているから、役者魂が強いんだろうなって。瑞々しくて、ももにピッタリでしたね。加恋ちゃんはしっかりした明るい子なので、自分もいつか子どもができたら、こんな風に元気に育つといいなと思いました」

――構想7年をかけて本作を作り上げた沖浦監督。会った印象はいかがでしたか?
「7年ってすごいですよね! 監督は、ボソボソってしゃべる、とっても優しい感じの方です。いつも見守ってくれている感じがしました。監督は『これはももの話でもあるけれど、いく子の話でもある』と言っていて、ももへもすごく思いがあるし、いく子へも、もちろん妖怪たちに向けても思いがあって。全てのキャラクターにたっぷり愛情を注いでいると感じました。それに、絵の細かさにも愛情が表れていますよね! 特に好きなのは、みかん畑の頂上から見る、夕方の穏やかな景色。監督に聞いたら、魚を獲らない場所という設定なんです。監督は『(この土地は)草食系なんです』って言ってましたけど(笑)。だから荒々しい感じがなくて、優しいトーンなんだなって。そういう細かなこだわりが面白いと思いました」



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