VOICE magabon interview

No.265 岡田将生(俳優)

100%を出すためには、役柄に対しての集中力が大事

赤塚不二夫の傑作コミックを初めて実写映画化した「映画 ひみつのアッコちゃん」が間もなく公開。原作は、1962年に雑誌『りぼん』で連載がスタート。「テクマクマヤコン」と唱えれば、なりたいものに変身できるという女の子の夢をギュッと詰め込んだ内容で、一大“アッコちゃんブーム”巻き起こした。今回の映画版は、そこに現代的な視点を加えた完全オリジナルストーリー。ピュアなエネルギーに満ちあふれ、大人も子供も夢中にさせるキラキラとしたエンターテインメントに仕上がった。
10歳の女の子、アッコこと加賀美あつ子が、鏡の精にもらった魔法のコンパクトで22歳の大人の女性に変身することから始まる物語。主演の綾瀬はるかが、小学生ならではの表情、リアクションを織り交ぜながら、アッコ役をとびきりキュートに演じて、コメディエンヌとしての魅力を存分に発揮している。そして、映画オリジナルの役柄にして、アッコの憧れの男性・早瀬尚人役に、映画「宇宙兄弟」(12)、大河ドラマ「平清盛」(12)など話題作への出演が相次ぐ岡田将生。仕事に情熱を注ぎ、真っ直ぐに人と向き合う“理想の男性像”を爽やかに演じている。そこで、岡田将生にインタビューを敢行! 綾瀬との共演秘話、自身の変身願望、女性観までをたっぷりと語ってもらった。

岡田将生

――姿は大人、中身は小学生のアッコちゃんにとって、王子様のような存在となる役柄でした。演じる上で気をつけた点は?
「今回の尚人役は、アッコちゃんに説明するセリフが多かったんです。それは少し大変でしたね。そういうセリフは、自分がちゃんと理解していないと教えられないわけですから。一番気をつけていたのは、アッコちゃんに対して、ひとりの男性として、たたずまいやしゃべり方からも情熱的な部分が伝わるように意識して。あと、尚人って仕事に向かう姿勢がものすごくきれいだと思うんです。そういう風に見えたら良いなと思って演じていました」

――綾瀬さんの印象を教えてください。
「『プリンセス トヨトミ』(11)でも共演しているのですが、その時と変わっていなかったですね。綾瀬さんは、やっぱり綾瀬さんで(笑)。綾瀬さんは、朝、撮影が始まると、もうお昼のことを考えているんですよ。『お昼ご飯どうしよう』って(笑)。『A定食にしようか、B定食にしようか』って迷っているので、『昨日A定食だったから、B定食で良いんじゃないですか』って言ったりしたんですけど。『プリンセス トヨトミ』の時は、お城のことをずっと、神社って言っていたのも忘れられないです(笑)」

――そんな綾瀬さんが演じるアッコちゃんが本当にキュートでした。見ていていかがでしたか?
「今回綾瀬さんは、中身は小学生という役だったので、常に、小学生のアッコちゃんを演じている吉田里琴ちゃんと話をして、動きやしゃべり方を勉強していました。そういうところは、すごく尊敬しています。僕は、アッコちゃんみたいな女の子はすごく良いなって思うんです。子供ながらの発想かもしれないですけど、常に物事を新鮮に捉えているので、一緒にいて飽きないんだろうなって思います。綾瀬さんにも、アッコちゃんと似ている部分があると思いますね」

――アッコちゃんに色々と刺激を受けていく尚人ですが、岡田さんご自身がアッコちゃんに気付かされたことはありますか?
「映画の中でもありますが、小学校で教わってきたような基本的なことが大事だということ。目を見て挨拶をするとか、『お疲れ様』と声をかけるだとか、当たり前になりすぎて、できなくなってしまいがちなことをきちんとやっていける人になりたいなと思いました。それから、僕自身もそういうタイプだとは思うんですが、変にこだわりを持たず、常に柔軟でいたいと改めて思いました」

――化粧品の企画開発に情熱を注ぐ役柄ですが、岡田さんは、女の子のメイクの変化には気付きますか?
「僕、姉と妹がいるので、メイクでの変化には気付くんですが、二人をずっと見てきたので、それが当たり前になっちゃっているんですよね。僕は、女性がメイクに1時間とかかかってしまっても待てます。まあ、『早くして』とは思いますけど(笑)、自分の中で納得がいかないとダメな女性だっているじゃないですか。個人的には、ナチュラルな方が良いですが、メイクをすることで自分自身に自信を持てたり、変化を楽しめるんだったら、僕はそれはそれで素敵だと思います」

――女性に関して、新たな発見はありましたか?
「今回、尚人役を演じるにあたって、プライベートでも何回か化粧品売り場に行ってみたんです。女性が自分の肌に合うものを一生懸命に探している姿を見て、『大変だなぁ』と思いました。それにちょっとお高いから、金銭的にも、女性は男性よりも本当に苦労しているんだなという発見がありました。奥さんに、自分の肌に合う化粧品をちゃんと買ってあげられる旦那さんになりたいですね。『買ってきな』って言えるようになりたいなと(笑)」



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