VOICE magabon interview

No.265 岡田将生(俳優)

岡田将生

――ご自身が印象的だったシーンを教えてください。
「尚人がアッコちゃんに母親の話をするシーンです。あの時は、車輪の付いた椅子に綾瀬さんが座っていて、それに乗ってくるくると周りながら僕の方に近づいてくるんですが、本番の時に勢いがあまって、僕に思いっきりぶつかってきたんです(笑)。その勢いで僕の後ろにあったテーブルのものも、ほとんど落ちてしまって。以前から綾瀬さんのことは知っていたので、なんとなくやりそうだなとは思っていたのですが、『やっぱりやっちゃったな』って(笑)。でも、スタッフさんも『多分やるな』と思っていたみたいで、その後の対処が早かったですね(笑)。あとは、アッコちゃんが大杉漣さん演じる中村社長に変身したシーン。1回目のリハーサルでは、大杉さんのリアクションを見るとどうしても笑ってしまって。成り立っていませんでした(笑)」

――魔法のコンパクトがあったら、変身してみたいものは何ですか? また、小学生の頃の夢は何でしたか?
「サッカー選手になって、オリンピックに出てみたいです。僕はあまり攻撃的ではないので、ポジションはラストパスを出せるミッドフィルダーが良いな。小学生の頃は、数学の先生になりたかったですね。尚人もそうですが、僕も完全に理系的で。物事に理由がないとダメなタイプだし、数字も結構好きなんです。なので、“俳優”という今の状態は全く想像がつきませんでした。ビックリですよね(笑)! でも、10歳の頃の自分の方がもっと好奇心があったかもしれません。物事をもっと真っ直ぐに見ていたと思う。あの頃に戻ってみたいなと思います」

――自分が大人になったと思った瞬間、逆に子供っぽいなと思うところを教えてください。
「大人になったと思ったのは、自分のお金で病院に行った時です。それまでは親に払ってもらっていたのが、自分の体のメンテナンスを自分でできるようになった。あとは、20歳の時に一人暮らしを始めて、光熱費を自分で払うようになった時。まだまだ自分を大人だとは思っていませんが、今は少しずつ、そうやって大人の階段を上っているような気がしています。子供っぽいなと思うのは、思った通りに物事がいかなかった時に、自分にイラッとしてしまうこと。僕は、タイムスケジュールを決めるんですよ。掃除を30分以内でしようと思っていたのに、45分かかってしまった時とか、『チクショー!』って思います(笑)。子供ですよ、本当に」

――尚人は母親への思いが仕事の原動力のひとつです。岡田さんの仕事への原動力となるものは?
「出会っていない監督さんや、スタッフさん、俳優さんなど、まだまだ知らないことがたくさんありますから。『次にこういう監督さんとやれたらいいな』という気持ちを持っていると、その場その場を頑張れるようになるんです。そして、挫折することも多いけど、お芝居をするのが楽しい。やっぱり、そこに尽きると思います。今回の役柄には、仕事に対する姿勢がきちんとあった。尚人を見てもそうだし、どこの現場を見てもそうなんですが、100%を目指してみんな頑張っているんですよね。常に、僕もそれについて行こうと思っているので、それは刺激的なことで。自分の100%を出すためには、やっぱり現場や役柄に対しての集中力が大事だと思うんです。僕、昔は本当に集中力がなくて、台本を1冊続けて読むこともできなかった(笑)。今はぶっ通しで、何冊も読める自分がいます。瞬発力や集中力がついてきたのも、大人になったってことなのかなと思います」

――今回の『映画 ひみつのアッコちゃん』は漫画が原作です。もし、実写化されたら出てみたい漫画や小説はありますか?
「狙っているわけではないですが、『進撃の巨人』は出てみたいですね。この漫画を読んでいると、夢中になってしまいます。ストーリーも、キャラクターも奇抜で壮大。すぐに死ぬ役でも良いので、あの世界観に入ってみたいと思います(笑)。あと書籍で印象的なのは、NHK大河ドラマで源頼朝を演じたので、その時代の資料は色々と読み込みましたね。あの時代は、色々な人の思いで国を動かしていた時代。小学校や中学校の頃に習ったことをもう一度やっているような気分にもなって、懐かしんだり、楽しんだりしながら読みました」

Text : Orie Narita
Photo : Megumi Nakaoka

Styling :Yusuke Ooishi (DerGLANZ)
Hair & Make-up : TOKI (fleuRir)

「映画 ひみつのアッコちゃん」
(C)赤塚不二夫/2012「映画 ひみつのアッコちゃん」製作委員会

映画 ひみつのアッコちゃん
9月1日(土)より
新宿ピカデリー他全国ロードショー



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