数多くのドラマ、映画、演劇を手がける脚本家、宮藤官九郎。また、バラエティ番組の構成や、パンクバンド「グループ魂」のギタリスト“暴動”としての音楽活動などでその才能を遺憾なく発揮し、20~30代を中心に絶大な支持を誇っている。その彼の監督2作目となる「少年メリケンサック」は、自身も愛するパンクロックを題材にした。パンクへの情熱、映画の裏話、さらに雑誌界の未来について、大いに語ってもらった。
――本作はオリジナルストーリーですが、思いついたキッカケは?
「僕が中高生の時って、ビデオやテレビではほとんどパンクバンドが流れなくて、生で観るか雑誌から想像するしかなかったんですよ。でも今は、youtubeとか動画サイトで簡単に昔のパンクバンドのライブを見られるじゃないですか。すごい時代ですよね。もしも、若い人たちがそれを見て、現代のバンドだと勘違いしたら面白いなと思ったのがキッカケです。宮崎あおいちゃんが演じているかんなは、パンクを全く知らないところからスタートして、結局パンクを理解できずに終わる。でも、この2時間の映画の中で彼女はパンクに触れて、心の中にパンクの精神が芽生えてくる。そんなことを描きたかったんです」
――宮藤監督にとって、「パンク」とは何ですか?
「その答えがこの映画なんです。よく分からないけど、何だかんだ言って人に迷惑かけなければ何をやってもいい、というすごく間口が広いものじゃないかな。パンクバンドだけがパンクだとは思わないし、色んなものにパンクの要素がある思います。例えば、最近ずっと映画のキャンペーンで日本各地を飛び回っているんですけど、富山に行った時に『宮藤官九郎』ってデカデカと書いてある全長50cmくらいの大きなかまぼこをもらったんですよ(笑)。それを見た時に、う~ん、これはパンクだなと思いましたね。名前が書いてあるから捨てるわけにもいかないし、持って帰って食べたら何だようめえじゃねぇか、って思った部分も含めてパンクですね」
――宮崎あおいさんへはどのように演出しましたか?
「基本的に台本どおりに撮影をしないんで、どれが台本かアドリブかわからないですね。現場でテストしていてしっくりこないところは僕がばーっと変更して指示していましたが、あおいちゃんはそれにフレキシブルに対応してくれる女優さんだったので僕の要求に応えてくれましたね。実は、かんながずっとアメをなめているのは、あおいちゃんのアイデアなんですよ。彼女は役者さんとして肝が据わっているというか、思い切りがいいんです」
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