VOICE magabon interview

No.43 野村友里(フードディレクター)

野村友里――では、1番こだわったことは?
「料理シーンの音です。子供の頃に聞いたキッチンの音とか、トントントンって食材を刻む音が脳裏に残っている人って多いと思うんですよね。言葉で食の大切さをストレートに伝えるより、単純に『ああ、お米食べたいな』という欲求を刺激する方が、頭で考えるよりいいと思って、音にはこだわりました。音楽プロデューサーの青柳拓次さんが私の意図をうまく汲み取ってくださって、お米をとぐ音やグツグツ煮込む音が効果的に効いている映画になりました」

――“食”以外で、野村監督にとって「これだけは欠かせない!」ものは?
「音楽や読書かな。今は、映画にも出てくれた料理研究家の米沢亜衣さんからいただいた『赤い薔薇ソースの伝説』という本を読んでいます。料理、ファッション、情熱、人間模様がうまく混ざり合って描かれている小説で、まだ読みかけなんですけど、これからどんな展開になるのか楽しみです。あとは、妄想(笑)。私から妄想をとったら、この世で生きていられないかもしれません(笑)」

――映画監督デビューを果たした野村監督ですが、もしも雑誌の編集長になったらどんな雑誌を創りますか?
「“感じられる”雑誌ですね、“知る”のではなく。今は情報を得ようと思ったら世の中にいっぱい溢れているし、いらない情報も多いですよね。皆が知っている情報を持つことも必要かもしれないけど、新鮮な刺激を受けたいって気持ちは、誰しもが持っていると思うんです。雑誌に触れることで、意外なことに興味を持つ自分に驚いたりとか、初めての紙の手触りにびっくりしたりとか、押し付けがましくならず、人それぞれが心に持っている“余白”の部分を埋めたいですね。それから…亡くなっているんですが、私が強く影響を受ける母を育てた祖母と対談してみたいですね」

――野村監督主宰の〔eatrip〕が、今後雑誌などのメディアを通じて発信していきたいことは?
「“刺激”です。一本の川が流れていたら、その流れにのるんじゃなくて、そこに石を投げて波紋を広げることができたらいいですね。何か表現をしたり人前に出たりするということは、良くも悪くも刺激がないとやる必要がないと思います。反論がなければ議論はできないわけだし、行動を起こす必要があるかどうか常に意識しないといけませんね」

eatrip(イートリップ)
(C)2009スタイルジャム

eatrip(イートリップ)
2009年6月6日(土)より
恵比寿ガーデンシネマほか全国ロードショー
公式サイト



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