40年以上に渡って第一線を走る写真家、操上和美73歳。矢沢永吉やショーン・コネリーなど大御所のポートレートから、ふとした日常風景まで鋭くとらえた写真は、見る者に鮮烈な印象を与える。その活躍は雑誌や広告に留まらず、2009年2月には「ゼラチンシルバーLOVE」で映画監督デビュー。今なお斬新な表現を求めて、果敢に挑戦をし続けている。
そんな操上が、あくことなく紡いできた写真への想いを存分に盛り込んだ写真誌「CAMEL(キャメル)」を創刊。第1号では、不動の人気を得ながら、2008年に惜しまれつつ23年間のプロ野球人生を退いた清原和博をフィーチャー。力強く緊張感に満ちたポートレートから、彼の栄光と苦悩の日々をあぶり出している。
そこで操上に単独インタビューを敢行し、本誌の魅力はもちろん、「良い写真とは何か」といった写真哲学についても語ってもらう。
――まず、本誌を創刊した理由を教えてください。
「自分自身の“運動”のためです。それは肉体的な運動ではなく、写真を撮ろうとする心構えや、ものを観察する力を忘れないための、意識的な運動ですね。頭だけで色々考えても、スタートしないと物事は回転しないので、ある種の運動的な意味を込めています。僕一人のためのワークショップのような感じかな。だからこの写真誌はサブジェクトを決めず、毎回変えるようにしてします。今これだと思った題材を取り上げて、それも一回で撮りきれなかったら何回も載せるかもしれません。こんなスタイルの雑誌を数年前から創りたいと思っていましたが、なかなかタイミングが合わなくて延び延びになっていたんです」
――事務所と同じ「CAMEL」という誌名をつけたのは何故ですか?
「色んな名前を考えたんですけど、それが一番分かりやすいと思いました。違う名前にすると、そのものに特別な意味が込められてしまうから、事務所と同じ名前にした方が意味がなくていいかなと。テーマごとに内容も変えますから、あまり意味を持たせたくありませんでしたしね」
――清原さんを撮ろうと決めたのはいつ頃ですか?
「彼の引退試合を見た時ですね。たまにニュースを見ている時とか、ブラウン管に向かってシャッターを切りたくなる瞬間があって、清原さんの姿は無性にジーンときてシャッターを押しました。それ以降、選手生活を終えて葛藤している“人間・清原和博”の光と影を撮りたいと思ったんです」
――腕や脚など、パーツだけの写真もありましたよね。
「そうですね。何かを見つめる瞳や怪我をした膝とか、清原さんがスポーツ選手として歩んできた喜びと悲哀が込められている部分にフォーカスを当てています。良いものは美しく写るんですよ。彼はその場にいるだけで圧力を感じる、『存在感』という言葉が似合う人ですね。力強い彼を撮るために、僕もパワーを込めて撮影するので、撮影後はどっと疲れてしまうんですよ(笑)」
――出来上がった本誌を見た清原さんの感想は?
「喜んで頂いているという話は聞きましたが、まだ感想を直接聞いてないですね。撮影中はもちろん会話をしますけど、彼はどちらかといえばシャイな人ですからね。喜んでくれればいいな、と思うだけです」
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