VOICE magabon interview

No.72 中村達也(俳優・ドラマー)&渋川清彦(俳優・モデル)

天国も地獄も自分の心が決めるもの。完全に心が満たされないから音楽を続けているんです(中村)
言葉は少なくても力強く、心底かっこいい映画だと思いました。“これぞ映画”という感じですね(渋川)

監督デビュー作「ポルノスター」から、その年の映画賞を総ナメにした「空中庭園」まで、揺るぎない個性で日本のみならず世界でも新作を熱望される監督、豊田利晃。4年振りとなる待望の最新作「蘇りの血」がついに公開される。
本作は、歌舞伎や浄瑠璃の演目にもなっている“小栗判官”がモチーフ。蘇生の湯と伝えられるつぼ湯に浸かり、不治の病を治したという説話にインスピレーションを受け、あの世とこの世を往来する人間の“蘇り”の物語が誕生した。
主人公の天才按摩・オグリ役は、BLANKEY JET CITYのドラマーとして名を馳せ、現在はTWIN TAILやロザリオスなどで精力的な音楽活動を続ける中村達也。そして、業病を癒すためにオグリを招く闇の大王役は、KEEの名で数々の男性誌に登場し、豊田作品の常連でもある渋川清彦。2人の対談インタビューを敢行し、本作の魅力を直撃!

中村達也&渋川清彦

――まず、本作のオファーがきた時のことを教えてください。
中村(以下N)「最初に豊田監督とお会いしたのは、『TWIN TAILの映像作家として参加してほしい』と声をかけた時でした。その後、今度は監督の方から『新しい映像を撮りたい』と言われたんです。てっきり音楽で参加するのかと思いきや、プロデューサーから映画に出てくださいと言われて。二つ返事で受けましたが、まさか主役だとは思いませんでした。監督に『俺、役者じゃないけどいいの?』って確かめましたよ。撮影現場で気に食わない演技をしたら、灰皿とか飛んでくるのかな? なんて心配しましたね(笑)」
渋川(以下S)「僕は、豊田監督の作品であれば全部参加したいと思っているので、今回も即OKしました。映画の物語は、僕と監督が旅行をした紀州・熊野の“蘇生の地”から着想を得ているようですが、旅行中に作品の話は一度も出なかったです。オファーをいただいたのは、それからしばらく経った後のことでした」

――完成作を観た感想は?
S「言葉は少なくても力強く、心底かっこいい映画だと思いました。“これぞ映画”という感じですね」
N「うまく表現できないけど、監督がどうして俺らと音楽を作っているのか、この映画を観て分かりました。観終わった後は、ハートにグッときましたよ。演技について言えば、自分が出演しているシーンを直視するのは恥ずかしかったですね。TWIN TAILのメンバーと一緒に観ましたが、感想は恐ろしいのでまだ聞いていません(笑)」

――中村さんは按摩役でしたが、役作りのために按摩の先生のところへ行き、褒められたと聞きました。
S「中村さんの按摩は本当に気持ち良かったですよ。初めて叩く時に『痛い?』って聞かれたんですけど、全然痛くなくて。めちゃくちゃ気持ちよくてびっくりしました」
N「ドラマーだから、按摩は得意なのかもね。もしかしたら俺、筋がいいのかもしれない(笑)」

――ラストシーンでは、2人が首だけで戦いますが、どのように撮影をしたのですか?
S「水深5メートルくらいのプールに潜って撮りました。撮影前に3メートル地点くらいまで沈んで、スタートと同時に酸素ボンベを外して泳がされたんです。苦しくなったら、こうして(首を手で横に切るサイン)と言われて(笑)。そんなことをひたすら繰り返して、結局2~3時間かかったんじゃないかな。僕は息が全然続かなかったけど、達也さんは潜るのが得意だったみたいですよ」
N「温水だから寒くはなかったし、確かに潜るのは好きだけど、キツかったよね。しかも、監督からは『どこかに噛みつくような動きをしろ』と言われて、首だけで演技をしないといけなかった。だけどそんなことすっかり忘れて、ただもがくだけでしたね」
S「大変な思いをたくさんしたけれど、実際に使用されているシーンは1分に満たないくらいですよね」
N「そう。この映画の中で、最も危険な撮影だったのに(笑)」



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