「きれいなサンゴの海を、愛する妻と子供たちに見せてあげたい」――ただそれだけの願いから、世界初の養殖サンゴの移植・産卵という奇跡を成し遂げた海のヒーロー、金城浩二。
2007年に青年版の「国民栄誉賞」と称される人間力大賞、さらに環境大臣奨励賞、内閣総理大臣奨励賞をダブル受賞した彼は、海洋学者でも専門家でもない。沖縄の海が大好きなだけの男に、なぜそんな偉業を成し遂げることができたのか? そこには、一緒に夢を追いかけた妻と、二人を見守る人々の温かい想いがあった。
彼が起こした“奇跡”までの10年間を徹底取材し、実話をベースに映画化した感動のストーリー「てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~」が公開。主人公の金城健司役は、絶大なる人気を誇る国民的お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史。約8年ぶりとなる主演映画で、初の父親役に挑戦する。そして妻の由莉役には、日本映画界を代表する女優の松雪泰子。強い絆で結ばれた夫婦を熱演した二人に対談インタビューを敢行。同名書籍化もされた本作の魅力はもちろん、撮影の裏話もたっぷり聞いた。
――まず、本作のオファーをいただいた時の感想を教えてください。
岡村(以下O)「マネージャーがいきなり、『映画の話があるんですけど、やらないですよね』と言ってきたんです。詳しく聞いたら、『沖縄のサンゴの話』と。僕は沖縄が大好きでダイビングもやるので、プロットを読んですぐに『やるよ』って言いました。普段は仕事を選ぶ時、意外と慎重派なんですけど、これは即決でした」
松雪(以下M)「脚本を読んで、実際にこういうことを成し遂げた方がいたというのは凄くビックリしましたし、読み終わった時にとても温かい気持ちになりました。何かと暗い話題の多い今の時代に必要な映画だと感じました。由莉だけでなく、健司も、そして仲間たちも、皆が支え合って、感謝し合って生きている。そういう物語全体が素敵だなと感じて作品に参加しました」
――金城さん夫妻に会われた印象は?
O「僕は人見知りする方なんですけど、金城(浩二)さんと距離が縮まるのは早かったですね。魚や虫なんかの趣味がほとんど一緒で、かぶと虫の捕り方で、えらい盛り上がりました。そんな話をして距離が近付いてからは、サンゴのことも教えてもらいました」
M「ご夫妻と初めてお会いしたとき、金城(浩二)さんは海の生き物の話や、次にこういうことをやりたいといったような夢を語ってらっしゃって。その傍らで奥様がずっとニコニコ見守ってらっしゃる姿が印象的で、明るくそして力強く、旦那さんへの深い愛情、家族への愛情を感じました」
――岡村さんは本作で映画俳優として見事な役作りに徹していますが、難しかった点は?
O「僕は役者ではないので、とにかく周りに迷惑かけないよう参加させてもらっていたんですけど、本当にいっぱいいっぱいでした。役作りと言われても、キャラ作りやったらできんねやけど…と、分からないことだらけで。例えば、バラエティやったら、顔をもう少し黒く塗って、金城さんの何か口癖を誇張してやるんですけど、李闘士男監督からも『コントのようにならないでほしい』と言われていたので、やりすぎないように気をつけていました。撮影中に皆の演技を見て、『うわ、皆すごい上手いねんけど、俺だけ蚊帳の外ちゃうか』と思ったりして、大変でした」
――印象に残っているシーンは?
O「全部のシーンが、思い出に残っていますね。一番うまくいったのは、最後に撮ったスピーチのシーンです。撮影初日は頭の中が真っ白になったから、最後だけはしっかりキメてやろうと思って、台詞を完全にたたきこんでから、現場に入りました。監督に『台詞も気持ちも全部入っていましたね』と褒められたのもあって、すごく気に入っています」
M「楚辺海岸で健司がしょんぼりしているところに子供たちが、『貧乏でもいい、海をピカピカにするお父ちゃんが好き!』と元気づけて、家族が抱きしめ合うシーンですね。由莉は離れたところから見つめていたんですが、三人が私に向かって手をつないで駆け寄ってくる姿が可愛らしくって、愛おしくって。大好きなシーンです。それと、朝焼けのなかのプロポーズのシーンですね。岬の突端で180度の視界が一面、薄暮の海が広がっていて、とても美しかったです」
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